わが社は1971年5月に設立されました。当時の流通業は、高度成長を背景にして、企業化と規模拡大が重要な政策課題でした。上場企業が出始め、本格的ショッピングセンターが開設され、ファストフード、ファミリーレストランが登場し流通近代化の動きが現れ始めました。
当社のファウンダー・奥住正道は、流通業界の近代化、地位向上を目指して当社を設立する一方で、流通業界のグループ化に力を注ぎ、(社)日本ショッピングセンター協会、(社)日本専門店協会、(社)日本フードサービス協会等、5つの団体を社団法人化してまいりました。その意味では、流通業界におけるコンサルティング活動の草分的立場として、業界へ貢献をさせていただいたと自負いたしております。
1990年代に入って経営環境は一変し、大量消費社会から個人化消費を中心にした顧客社会が出現しています。流通業界の顧客社会への対応はまだまだ試行錯誤の連続ですが、90年代当初より当社では顧客社会の出現を予測し、経営戦略の転換を一貫して提案・助言してまいりました。
これからも、顧客社会への対応を主テーマにして、コンサルティング活動を続けてまいります。顧客社会実現に向けたマーケティング、マネジメントシステムの革新そして、街・商業施設づくりの改革についての提案を、大胆且つ実務的に行ってまいります。
さらに、業界再編のための提携・M&Aのご支援、並びに流通業・外食産業専門の人材紹介業務を行ってまいります。
みなさま方には、今日までご支援賜りまして、心から感謝申しあげます。これからも課題解決に向けて共に悩み、考え、新しい未来を開いてまいりたいと存じます。
代表取締役社長 小野原 雪雄